かつて任天堂の本社として使われていた建物が、時を経て新たな命を吹き込まれた場所──丸福楼。
世界的な建築家、安藤忠雄氏による新たな棟と融合したこのホテルには、静かな重厚感と、昭和初期のモダニズムが息づいています。その空気に溶け込むように企画したのがこちらの制服です。
深緑を基調としたジャケットには、白のパイピングを効かせ、端正なコントラストを描きました。
このデザインは、1950年代アメリカ東海岸の学生たちに愛されたIVYスタイルをベースにしています。
端正なブレザー、細いタイ、清潔感のあるホワイトライン──
知性と品位を象徴するそのスタイルは、やがて日本にも渡り、60年代には独自のトラッド文化として根づきました。
丸福楼の制服は、その精神を現代のホスピタリティへと昇華させたものです。
また館内でリラックスしてお過ごしいただくための館内着も導入。キーカラーのグリーンを基調に、女性にはオールインワンを、男性にはノーカラージャケットのセットアップをご用意しています。まるで自宅でくつろぐ時間のように、客室だけではなく、ラウンジやバーでも着用可能なリラックスウェアです。
歴史ある建物の趣を壊すことなく、そこに新しい時代の息吹を添える。
制服は、スタッフ一人ひとりがその橋渡し役となるため重要なツールの一つだと思うのです。
丸福楼
1889年より歴史を刻んできた任天堂の旧本社社屋をリノベーションしたホテル。オールインクルーシブで贅沢な時間をお過ごしいただけます。
- [ 制作アイテム ]
- ジャケット、パンツ、シャツ、ネクタイ、館内着



