定番化されたアイテムの再考

100年以上の歴史を持つ、パリで最も有名なカフェ ド フロール。ここで働くギャルソン達が纏うシャツ・ベスト・ネクタイ・長めのタブリエ。王道ともいうべきこのスタイリングは、今もなお変わることなく愛され、世界各地でサービスユニフォームの定番となりました。

 

しかし、私たちにとってそれはどこか野暮ったさを感じるものでもありました。太い袖幅、長いタブリエ、シワになる素材・・・何も考える必要がないほど定番となったものを再考し、モダナイズしてみてはどうだろう?と試行錯誤して生まれたのがこのスタイリングです。

 

全てのアイテムのパターンを組み直し、細身でスタイリッシュに仕上がるようにした訳ですが、ポイントは膝丈まで着丈を詰めたタブリエ。

ブラックやホワイトが主流のカラーリングを大胆にグレーに変更し、コントラストをつけるためにブラックのパイピングを入れました。このアレンジのおかげで、男女差や年齢差、顔立ちや体型を超えて垢抜けたスタイリングを実現することができたのです。

 

今ではカフェやレストラン、焼肉屋にケーキ屋、はたまた理容師まで、多くの皆様に愛されるユニフォームになりました。もしかすると、これからの新しい定番になるかも知れません。

the sodoh higashiyama kyoto

THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO ザ ソウドウ 東山 京都

栖鳳が愛した邸宅で、京都の新鮮な食材をふんだんに使用したイタリアンを味わえるレストラン。結婚式場としても人気を誇る。

https://www.thesodoh.com/

[ 制作アイテム ]
シャツ/ベスト/ネクタイ/タブリエ