
近年、ユニフォームの世界にも「ジェンダレス」という考え方が浸透しつつあります。
スカートをなくし、パンツスタイルに統一されたデザイン。男性も女性も同じものを着るユニセックス仕様。一見すると、それは平等で新しい価値観のように見えます。
けれど私たちは、企画の現場でこんな違和感を感じてきました。
ユニセックスといっても、実際には男性用のデザインをそのまま小さくして女性に着てもらうケースが多いということ。つまり、「男性の服を女性にも着られるようにする」──その発想の延長線上にあることがほとんどなのです。
では、本当の意味でのジェンダレスとは、何でしょうか。
私たちは、それを「デザインそのものに性差がないこと」と考えました。性別だけでなく、人種や年代、体型の違いを越えて、誰が着ても心地よく、美しく見えること。
そんな理想を追い求めて生まれたのが、この〈プリーツユニフォーム〉です。
プリーツ加工は、もともとファッションの世界で愛されてきた技術。それなのに、ユニフォームとして採用されることはほとんどありませんでした。
その理由は、日常のケアでプリーツが落ちてしまうことが多く、実務仕様として耐久性を保つのが難しかったからです。それでも、私たちは技術と素材を工夫し、耐久性と快適性を両立するプリーツユニフォームの開発にチャレンジしました。
このプリーツユニフォームは、体型を選ばず、動きやすく、どんな姿勢でも自然に美しく見えるよう設計されています。軽やかで伸縮性のある生地は、一日中着ていても疲れにくく、自宅で洗えるイージーケア仕様。伸縮性があるので細かなサイズ展開は必要なく、管理が楽なこともメリット。
これが、私たちの考える“真のユニセックス”です。
特におすすめしたいのは、スモールラグジュアリーを大切にする旅館やオーベルジュ。
そして、ホテルやレストラン、サロンのレセプションなど、小ロット導入を希望されるお客様にも柔軟に対応できます。
「心地よい制服は、スタッフのサービス向上を支え、ブランド体験を高める」
このプリーツユニフォームが、働く人すべてに新しい心地よさを届けることを願っています。
