

創業100年以上、「和牛」をはじめとした日本の食文化と向き合ってこられた日山グループ。現在では、老舗の精肉「日山」に加え、すき焼き飲食事業にも幅を広げながら店舗展開をされています。
今回は精肉「日山」のユニフォームリニューアルをお手伝いしました。
「現場の印象を、制服から変えたい」というご要望に対し、これまでの歴史にふさわしい品格のある佇まいと地域に根差した温かさ、その“両立”をスタッフの制服でどう表現するかが課題でした。「現場の声」と「ブランドらしさ」の両方に寄り添いながら、アイテムの集約も取り入れたオリジナル制服が完成しました。
全セクションのスタッフが着用することになったコックコートは、一人ひとりの動作に寄り添い、かつ美しく見えることを重視。
肩のアクションプリーツによって腕の上げ下げをスムーズにし、肘部分は立体構造にすることで曲げ伸ばし時の生地の引きつりを防ぎました。さらに、スマートなシルエットでありながらストレッチ素材を採用し、ジャストサイズでも窮屈さを感じさせない着心地と、毎日着たくなる洗練されたデザインを両立させています。
エプロンは業務内容や接客スタイルに合わせて2種を展開。精肉加工スタッフ向けには、経年変化を楽しめる革紐仕様のエプロンを採用し、接客スタッフ向けにはベストに見立てた襟付きデザインと企業カラーを取り入れたエプロンを製作しました。
お客様からの視線に自然に入る部分だからこそ、見た目における清潔感と信頼感を重視。さらに、全体の印象を引き締める帽子も同時に製作し、デザインと機能の両面から、日山グループの世界観を形にしました。
制服導入後は、スタッフの皆様から「動きやすい」「見た目に気が引き締まる」といった声が上がり、お客様からも「立ち居振る舞いがより美しく見える」と好評をいただいています。制服が“装い”ではなく、“誇りを持って働くためのスイッチ”として機能していることを実感する導入となりました。
精肉「日山」
精肉「日山」は、人形町本店のほか、都内・近郊エリアに展開。熟練の職人技でカットした品質の良い精肉を、対面販売を通じてお客様に届けられています。
- [ 制作アイテム ]
- コックコート、エプロン、ベレー帽