制作実績|WORKING

エアポートメンテナンスサービス株式会社

制作アイテム
ブルゾン、ベスト、シャツ、ポロシャツ、パンツ、防寒パンツ

エアポートメンテナンスサービス株式会社は、成田空港のインフラ保守・保全を担う専門企業として、空港の安全・安定運用を支える重要な役割を担っています。創立40周年を節目に、スタッフが誇りを持って着用できる「企業の顔」となるユニフォームへと刷新。現場スタッフの声をもとに機能性を高め、快適かつモチベーション高く日々の業務に向き合えるような新制服が完成しました。

仕上がったユニフォームは、ミリタリーテイストとワークウェアの実用性を掛け合わせた全7アイテム。ブルゾン、パンツ、ベスト、シャツ、ポロシャツ、防寒ブルゾン、防寒パンツが、役割や季節に合わせて着用できるようラインアップされています。

象徴となるブルゾンは、カーキグレーのやわらかなワントーン。控えめでありながら、胸元やサイドに配したディテールが、航空機の翼を思わせるのびやかな表情をつくり出します。パンツは同素材で統一し、シャープさの中に落ち着きのある気品を添えました。大きめのマチポケットやファスナー仕様など、“働く手”の動きを邪魔しない工夫も息づいています。

温度をほどよく保つユーティリティベスト、澄んだアイスグレーが印象的なシャツ、そして夏の汗ばむ季節をやさしく受け止める鹿の子素材のポロシャツ──どれも、日々の仕事にそっと寄り添うための素材と設計です。防寒ブルゾンには、夜間の安全を守る反射パーツや、風をしっかり受け止めるフード・襟の仕様など、現場の声から生まれた細やかな配慮を織り込みました。

さらに、単なるユニフォーム刷新にとどまらず、「持続可能性」への視点も組み込まれています。使い捨ての考え方を改め、一部アイテムで素材のリサイクルや回収・再活用の仕組みを導入。環境負荷を軽減しながら、装いのその先にある未来まで思いを届ける取り組みです。

ユニフォームが変わると、働く姿勢も、視線も、現場の空気も変わる。その変化をそっと後押しするような、象徴的な取り組みとなりました。

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制作担当者

伊藤旭

あっと驚くデザインの裏に、誠実な機能性や運用性と想いを込めて。
服で企業の個性と未来を描き、ご期待を超える価値を届けます。