作業服は、いまや単なる実用品ではなく、企業の志を映し出す「顔」のような存在になりつつあります。UNIX TOKYOは、現場を守る安全性、心地よく働ける機能性、そして着る人のモチベーションを高めるデザイン性——そのすべてを兼ね備えた一着を追求し続けています。
私たちの強みや制作プロセス、そしてオリジナルユニフォームに込める想いを、デザイナーの視点からご紹介します。
目指すのは、企業の「想い」を形にすること
作業現場では、コストを抑え、手軽に導入できる既製品・カタログ品のシェアが多くを占めています。しかし、それらはあくまで「汎用性」を優先したもの。
UNIX TOKYOのデザイナー・伊藤は、オリジナルと既製品の決定的な違いについて、次のように話します。
「既製品・カタログ品は、スピード感やコスト面で大きなメリットがあります。一方で、機能性やデザインのカスタマイズには限界があり、企業のアイデンティティを表現するのは難しい。また、高機能な既製品であっても、最初から決められた枠組みの中で選ぶしかなく、現場固有の細かなニーズに応えきれないケースがほとんどです」
では、ゼロからつくり上げるオリジナルユニフォームだからこそ、叶えられる価値とは何でしょうか。

「素材や色、細やかな機能性まで。お客様の理想に向けて、一切の妥協なくこだわり抜ける。それこそが、既製品にはないオリジナルならではの価値だと考えています。
そうして一着一着にアイデンティティを宿すことは、単なる制服の域を超えて、企業の信頼や価値を育むことにも繋がっていくと感じています。
実際、クライアント様からは『ユニフォームを通してブランディングを確立したい』『スタッフのモチベーションを上げ、採用力の向上にも繋げたい』といったお声をいただくことが非常に多いです。
コストや時間をかけてでも、オリジナルユニフォームに投資する価値がある。そう判断されて、私たちを選んでくださっているのだと思います」
デザイン性と現場への感覚。その融合が「最適解」を生む
企業の想いを形にする——。それを実現するために、私たちが何よりも大切にしているのが、デザイン性と機能性の両立です。
オリジナルユニフォームを手がける会社は少なくありませんが、その中でUNIX TOKYOが選ばれる理由の一つとして、伊藤はまず「デザインへの感度」を挙げます。

「UNIX TOKYOは、自社でアパレルブランドを展開してきた実績があり、グループ工場では国内トップメゾンのアイテムも手がけています。そのため、ファッションのトレンドはもちろん、過去の多様なスタイリングも深く理解したうえで設計に落とし込める。こうした知見の深さは、私たちの大きな特長です。
さらに、企画からデザイン、製造、アフターフォローまでを一人の担当者が一貫して対応するため、企業のビジョンを正確に制服へと落とし込むことができます。
また、メンバー全員がサービス業や製造業での現場経験者。つまり『制服を着て働いてきた人たち』の集まりです。作り手のエゴではなく、実体験に基づいたリアルな現場への感覚でデザインができる点も、お客様に信頼をいただいている理由だと感じています」

こうした「作業服を着る人への想像力」は、安全性や機能性への徹底したこだわりにも直結しています。
「デザインと安全性は、切り離して考えるものではありません。たとえば、ファスナーの『引き手』ひとつとっても、機械への巻き込みリスクがある現場であれば、その形状や配置には細心の注意を払う必要があります。
安全性を前提とした設計をデザインと一緒に組み上げた上で、通気性や防水性といった必要な機能を素材で付加していきます。
機能面においても、お客様がその恩恵をしっかり体感できるレベルの資材を厳選しています。最新の資材は日々進化しており、非常に優れたものが多い。そうした情報を一切取りこぼさないよう常にアンテナを張り、知識をアップデートし続けることが、プロとしての使命だと思っています」
実例で見る、UNIX TOKYOのものづくり
三重県に位置するリゾート施設「ネムリゾート」のリニューアルに際し、UNIX TOKYOはホテルのフロントユニフォームとともに、屋外スタッフ向けのアウターも手がけました。
ゴルフ場・バーベキュー・アクティビティなど、施設全体にわたるさまざまな外業務に対応する必要があったといいます。
「リゾートを囲む豊かな緑に調和するよう、グリーンをさりげなく差し込み、ホテルのテーマカラーを意識したグレーベージュと組み合わせました。
外での動きが多いため、全アイテムに撥水加工を施しています。素材は、海外の高級ブランドでも使われている軽量で機能性が高いものを採用しました。
スタッフとお客様の区別がつくようロゴを2か所配置しつつ、施設の雰囲気に馴染むデザインにまとめています」
男女ともに着用できるよう、袖口に調節機能を搭載
ロゴは腕とフードに配置し、後ろからでもスタッフだと分かるように配慮している
冬用のブルゾンはゴルフ場での着用も想定し、中綿入りでスタイリッシュに。複数のポケットを機能的に配置しながら、デザインとしても成立するよう細部まで設計されています。

「担当者さんから、『プライベートで着たいからロゴなしで個人的に欲しい』と言っていただいたのも嬉しかったですね。普段着として使えるほど、デザイン性の高いユニフォームが、私たちの強みですから」
ヒビノ株式会社(音響・映像・ライブイベント設営)

設立60周年を記念したスタッフジャンパー。音にシビアな現場特性に合わせ、動作時の摩擦音が鳴りにくい特殊素材を採用しました。機材設営に欠かせないツールを収納できるよう、大小のポケットを機能的に配置。実用性と、節目を飾るにふさわしい洗練されたシルエットを両立させています。
福祉楽団(特別養護老人ホーム・児童養護施設ほか)

多角的な福祉事業を展開する「福祉楽団」。ロゴをプリントから刺繍へ変更し、洗濯による剥がれを解消しました。
また、屋外業務を想定した防寒・防風素材を採用しつつ、内側にはメッシュを組み合わせて通気性を確保。「外気は防ぐが、熱気は逃がす」素材選定で、現場の快適さを実現しています。
宇和島運輸株式会社(フェリー運航・貨物輸送)

乗客の目に触れる「サービスの顔」としての品位と、現場での実用性を両立させたデザインへ刷新。「使い込むほどに生まれる風合いを楽しみたい」という要望に応え、経年変化を味わえる生地を厳選しています。
はじめての依頼でも、安心して進められる
オリジナルユニフォームを作りたいけれど、何から手をつければよいかわからない——。
そうした不安を抱える企業担当者の方も少なくありません。UNIX TOKYOへのご相談で、まず議題に挙がるのが「コスト」と「スケジュール」です。
「多くのお客様は、既製品に近い価格帯をイメージしてご連絡をくださいます。しかし、ゼロから作り上げるオリジナルは、根本的に製造の考え方が異なります。まずはその違いを丁寧にご説明したうえで、その企業にとって本当に意味のある投資となるご提案を心がけています。
予算については、社内の役員会などで再検討が必要になるケースも多いですが、その際の社内への働きかけについても、一緒に考えます。単に商品を売るのではなく、一つのチームとしてプロジェクトを完遂させるような感覚ですね」

また、スケジュールは、海外生産であることや資材からの生産が必要な場合が多いため、余裕を持った計画が重要です。
「最短でも10ヶ月、できれば1年程度は見ていただきたいですね。大手企業では2〜3年前から動き出すことも珍しくありません。時間に余裕があればあるほど、サンプル制作を重ねて細部をブラッシュアップでき、最終的な完成度が格段に変わってきます。
周年記念などの節目に合わせたい場合は、1年以上前からご相談いただけると嬉しいです」
なお、制作ロットについては、1アイテムあたり100着から対応が可能です(生産国・仕様により異なります)。規模を問わず、まずは一度、現在の課題をお聞かせください。
最後に、伊藤にオリジナル作業服を検討している企業へのメッセージを聞きました。
「御社にとって本当に価値のあるものを作れる自信があります。最初はご予算やスケジュールの面で壁を感じられるかもしれませんが、その点も含めて一緒に考えていければと思っております。着る方にとっても、企業様にとっても、価値のある選択肢をご提案させていただきます」
ユニフォームが新しくなる。その変化が、現場の空気を変え、働く人の立ち振る舞いや外部からの視線をも変えていく。UNIX TOKYOが手がけてきたのは、単なる衣類の更新ではなく、そうした現場の新しい景色です。
既製品では届かない、その企業だけの「一着」へ。まずは、お気軽にご相談ください。
制作担当者
伊藤旭



