制作事例|WORKING

ヒビノ株式会社

今回のプロジェクトは、「設立60周年」という大きな節目を迎えた記念ユニフォームの製作でした。

ヒビノ株式会社では、これまでも10年ごとにオリジナルのユニフォームを作られてきましたが、スタッフの皆様からは時代や働き方の変化に合わせたリアルなアップデートを望む声が上がっていました。

 

「屋外の現場は寒暖差が激しいから、温度調節がしやすいものがいい」
「道具が多いから、ポケットの数はもっと多くしてほしい」
「フードは必須だけど、洗濯するときに乾きにくいのは困る」――。

 

社内アンケートで集まった要望は、現場の最前線で働くプロフェッショナルならではのリアルな内容でした。中には、一般的な既製品では見かけないような特殊なリクエストも。現場のモチベーションをぐっと高めるため、これらの要望をすべて叶えながら、企業らしさと格好良さをどう表現するか。
それが私たちのミッションとなりました。

 

そこで提案したのが、細かなギミックを詰め込んだブルゾンとインナーベストのセットです。特にこだわったのは、現場からの声が大きかったフードの扱い。アパレル製品でよく見られる「襟部分への収納仕様」を取り入れ、使わないときはスマートに収められるようにしました。さらに、洗濯のときには完全に「取り外し」もできる設計にしたことで、日々の扱いやすさが格段に向上しています。

また、機材を扱うタフな動きに耐えられるよう、耐久性に優れたコーデュラ社のリップストップ生地を採用。業務の動きを計算して絶妙な位置に配置した複数のポケットや、衣服内の蒸れを逃がす脇下のメッシュベンチレーションなど、現場での快適性を極限まで高める仕様をふんだんに盛り込みました。

春夏の暖かい時期や冬のインナーとしても使えるベストは、「季節や気温に合わせて自分たちで調整できる」と現場の汎用性が一気に広がりました。このベストは、襟部分のスナップボタンでブルゾンと簡単に一体化できる仕組みになっています。

実際に導入されると、現場のスタッフの皆様からは「こんなに機能が詰まっているなんて」と驚きの声が上がったそうです。今ではベストだけで軽快に仕事をされている姿も多く見られるようで、それぞれの現場や好みに合わせた着こなしが浸透していることが伺えます。さらに、日々の業務にとどまらず展示会などのイベントでも着用される機会が増え、対外的に会社のイメージを伝える大切なツールとしても機能し始めているそうです。

 

「伝えるほどでもないかもしれない」と、お客様の中で消えてしまいそうな小さな悩みのすべてに耳を傾け、ひとつも妥協することなくカタチにすること。これこそが、オーダーメイドユニフォームの醍醐味だと私たちは考えています。

完成したブルゾンとベストは、単なる記念品の枠を超え、これからのヒビノ株式会社の歴史と、最前線で戦うプロフェッショナルたちの誇りを支え続けるための特別な一着となっていくのはないでしょうか。

UNIX TOKYOのスタッフ。

制作担当者

佐々木美季

「こんなことはできないだろう。」「伝えるほどでもないか。」そんな、お客様の中で吸収されてしまいがちな小さなお悩みを気軽にご相談いただけるような、空気感・コミュニケーションを大切にしています。仕事のモチベーションを上げてくれてかゆいところへ絶妙に手が届くユニフォームを一緒に作り上げましょう。