施設と調和するユニフォーム
1930年東京・紀尾井町に個人の邸宅として建てられ、赤坂プリンスとして東京の発展を見守り続けてきた価値ある建築物。東京都指定有形文化財の形そのままに、新しい文化を融合させた赤坂プリンスクラシックハウス。クラシックでありながらも新しい、独自のコンセプトで一歩足を踏み入れた瞬間にその世界観に圧倒される空間。
この空間と調和するユニフォームを作る事。それが今回のテーマでした。
個性のある空間だから、主張の強いインテリアだから、クラシックだから。それらを理由に、この施設に黒のクラシックなユニフォームを提案することもできたかもしれません。
しかし、私達が提案したのは、ピンクとパープルのユニフォーム。
「誰もが似合うものではない」
「さすがに難しい色ではないか」
現場のスタッフからはそのカラーに不安の声が上がりました。
確かに、従来のサービススタッフユニフォームと言えば、黒かグレーかネイビー。その意識を変えることは簡単ではありません。
しかし、施設が完成し、サンプルを着てレストランに入った時、その調和に皆が理解しました。
ユニフォームはやはり、ブランドコンセプトを体現するものであるべきなのです。
赤坂プリンスクラシックハウス
徳川家に縁が深い街、紀尾井町。この地に残された東京都有形文化財「赤坂プリンス旧館」をリノベーションした、結婚式場。
https://akasakaprince.com/
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