「スタッフが少ないから、オリジナルユニフォームは難しい」そう感じている企業さまも多いのではないでしょうか。

確かに、制服やユニフォームは大量生産を前提としたイメージが強く、小ロットでの制作はハードルが高く感じるのも事実です。しかし近年は、企業規模や導入目的に合わせ、小ロットでも無理なく進められる設計が広がっています。

本記事では、オリジナルユニフォームを小ロットで制作するための具体的な方法や、失敗しないためのポイントを、実例を交えてご紹介します。

現場規模に合わせて考える、ユニフォーム導入という選択

ベージュに赤の紐がついたエプロンを着用したレストランのキッチンスタッフ3名が働いている様子

企業規模や会社の組織形態によって、ユニフォームに求める役割は異なります。小ロットでの導入を検討するケースとして、次のような状況が挙げられます。

少数精鋭の組織構成

スタッフ数が限られている企業や店舗では、「全員分をそろえるだけで負担が大きい」と感じることもあるでしょう。しかし、人数が少ないからこそ、一人ひとりが企業イメージを体現する存在になります。ユニフォームは、接客や現場対応の印象を左右する重要な要素となるのです。

部署・プロジェクト単位での導入

全社一斉導入ではなく、受付・店舗スタッフ・特定の部署など、部分的に統一感を出したいというケースも増えています。段階的に導入できるのも、小ロット対応ならではのメリットです。

まずは試験的に始めたいケース

「本格導入の前に、まずは一部で試したい」「現場の反応を見たい」という場合も、小ロット制作が適しています。まずは一部でトライアルとして導入し、現場の反応を見ながら調整することで、失敗リスクを抑えられます。

オリジナルユニフォームは何着から制作できる?

UNIX TOKYOでのオリジナルユニフォームの制作方法は、「フルオーダー」と「セミオーダー」の2つに分かれており、それぞれ小ロットで対応可能な最低数量の目安があります。

フルオーダー

フルオーダーユニフォームの制作フローを示したイラスト
フルオーダー完成までの流れ

フルオーダーは、デザイン・パターン・仕様をゼロから設計する方法です。目安となる最低数量は60着程度で、60着を超える場合は、オリジナルデザインのユニフォーム制作が可能となります。

フルオーダーの場合、企業の理念や業務内容を細部まで反映したデザイン設計ができます。

セミオーダー

セミオーダーのユニフォームの制作フローを示したイラスト
セミオーダー完成までの流れ

工程数とコストのバランスを考えると、発注数が60着以下の場合は、セミオーダーが現実的になります。フルオーダーほど工程をかけられないものの、品質と世界観を担保して既製品とは違う企業らしさを表現できる選択肢です。

セミオーダーでは、自社で過去に制作した実績のあるアイテムをベースに、生地変更やカラー変更、刺繍やワッペンなどの二次加工を行うユニフォーム制作を提案します。セミオーダーの場合、目安となる最低数量は30着程度です。

小ロット導入で失敗しないためのポイント

白いシャツにベージュのエプロンを着用したレストランスタッフが集合している様子

小ロットでオリジナルユニフォームを導入する場合、数量が少ないからこそ、コストや仕様の考え方も通常とは異なります。小ロットでのユニフォーム導入で失敗を防ぐために意識したいポイントをご紹介します。

一着あたりのコストを正しく理解する

小ロットで発注した場合、一着あたりのコストが割高になりがちです。特に、事前サンプルを作成する場合には、サンプル作成費も発生するため、数量の割にコスト負担が大きくなるでしょう。

そのため、最低でも50着以上、可能であれば100着程度の発注をおすすめするケースもあります。備蓄分を含めて発注することで、結果的にコストパフォーマンスが良くなる場合もあるからです。

デザイン・素材選定は業務内容に合わせる

オリジナルユニフォーム制作では、おしゃれなデザインだけでなく、動きやすさ・洗濯耐性・季節対応など、業務内容に合った素材選びが重要です。

見た目と実用性を両立することが、長く着られて社員からも愛されるユニフォームにつながります。

UNIX TOKYOのオリジナルユニフォーム小ロット導入事例

発注数が限られていても、導入の仕方や設計次第で、ユニフォームは十分に企業の価値を伝える存在になります。ここでは、実際に少ない着数からスタートしながらも、ブランドらしさを形にしてきた小ロットの導入事例をご紹介します。

Spa Pevonia Botanica / スパ ペボニア・ボタニカ

ベージュのユニフォームを着用した女性スタッフ

静岡市の日本平ホテルに併設された「Spa Pevonia Botanica」は、ペボニア・ボタニカブランドの世界観を体現する日本で唯一のホテルスパです。ユニフォームの発注数としては決して多くありませんでしたが、既存ユニフォームには「動きづらい」「エレガントな印象に欠ける」という課題があり、スパのインテリアやサービスの質に見合うデザインへのリニューアルが求められていました。

ライトベージュのユニフォームを着用した女性

新ユニフォームでは、肌馴染みの良い色合いをベースに、体のラインに程よく沿うシルエットを採用。さらに、速乾性による快適な着心地や、施術時の動きを妨げないパターン設計など、実用性にも配慮しました。デザイン性と機能性の両立を図ることで、スパならではの上質な雰囲気を演出しています。

その結果、「店内の印象が明るくなった」「スタッフのモチベーションが上がった」といった声が寄せられました。同業種のエステ・スパなどの企業さまからも高い評価を獲得し、同じデザイン、または近いテイストで制作したいという相談が相次ぐなど、小規模でありながらブランドらしさを確立できた事例となりました。

Spa Pevonia Botanicaの導入事例を見る>

宇和島運輸

ハンガーにかけられたカーキ色のジャケットとワークパンツ

宇和島運輸のユニフォーム制作では、小ロットながら、完全オリジナルのフルオーダーでアウタージャケットをお作りしました。

カントリーウェアをルーツに持つ、イギリスのライフスタイルブランド「バブアー(Barbour)」のブランド背景に共感されたことをきっかけに、そこからヒントを得たデザインを採用。業務内容を丁寧にヒアリングし、ポケットの位置や大きさ、ワッペンなど、細かな部分にまでこだわって設計しています。

カーキ色のワークジャケットの裏地(ネイビーと赤のチェック)

既存の制服は長年着用されていたことから、従来のオーソドックスな作業着らしい印象を踏襲するのではなく、サイズ感やデザインを一新。これからの働き方に合う一着を目指して仕上げました。

UNIX TOKYOでは、発注数が少なくても、業務内容やブランド背景を深く理解し、オリジナリティを妥協せずに形にしていきます。こうして生まれたユニフォームは、小規模だからこそ意味のあるデザインとして、高く評価されています。

まとめ

オリジナルユニフォームは、設計の考え方次第で、企業の世界観を伝えたり、働く人の意識をそろえたりと、小ロットでも十分に価値のある存在になります。

重要なのは、「何着つくるか」ではなく、「どのように設計するか」。業務内容や企業規模に合わせて、フルオーダーとセミオーダーを使い分け、将来の運用まで見据えて計画することで、小ロットでも無理のないオリジナルユニフォーム制作が可能になります。

UNIX TOKYOでは、発注数にかかわらず、クライアントの背景や想いを丁寧にヒアリングし、二人三脚でユニフォーム制作を進めています。企業規模に合わせた設計で、ユニフォームを“コスト”ではなく“企業の強み”に変えていくことが可能です。ユニフォーム制作をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。