スクラブを新調したいけれど、カタログやECサイトの写真を眺めても、どれも同じように見えてしまう——。そんな悩みを抱える方は少なくありません。
医療現場のスクラブは、いまや単なる仕事着ではなく、患者様に安心感を届け、スタッフのモチベーションを高める「医療現場の顔」のような存在になりつつあります。
この記事では、実際にクリニックや病院へ導入された事例をもとに、おしゃれなスクラブが現場にもたらす価値と、写真だけでは分からない選び方のポイント、既製品・オーダーメイドそれぞれの導入方法をお伝えします。
おしゃれなスクラブは医療現場の「ブランディングツール」

スクラブの色やデザインを変えただけで、現場の空気が変わった。私たちがユニフォームづくりの中で、何度も目にしてきた光景です。まずは、おしゃれなスクラブが医療現場にもたらす価値から考えてみましょう。
患者様が最初に目にする「医療現場の顔」
診察室に入る前、患者様が最初に触れ合うのは、受付や廊下ですれ違うスタッフです。そのときに感じた印象が、その医療機関の空気感として記憶に残ることもあります。
統一感のあるおしゃれなスクラブは、清潔感や信頼感を目に見える形で伝えてくれます。院内の内装やロゴと調和した色選びができていれば、言葉にしなくても「丁寧な医療を提供してくれそう」という安心感につながっていきます。
スタッフのモチベーションとチームの一体感を育てる
スクラブは、患者様のためだけのものではありません。袖を通したときに気持ちが切り替わる、働く人の背中を押す存在でもあります。
「このスクラブなら着たい」と思える一着は、日々のモチベーションを支え、同じ一着をチームで揃えることは、職種や年代を越えた一体感を育てます。採用活動の場面で、現場の雰囲気の良さとして候補者に伝わることも少なくありません。
個人や学生にも広がる「自分のスクラブを選ぶ」ニーズ
近年は、施設から支給されるものを着るだけでなく、個人でお気に入りのスクラブを選んで購入する動きも広がっています。
実習に向けて自分のスクラブを用意する医学生や看護学生、日々の診療で使う一着にこだわりたい医師や看護師の方など、その裾野はさまざまです。スクラブが「支給されるもの」から「選ぶもの」へと変わりつつあることも、デザイン性が求められるようになった背景のひとつだと私たちは感じています。
おしゃれなスクラブの導入事例
では、実際におしゃれなスクラブを導入した現場では、どのような変化があったのでしょうか。私たちUNIX TOKYOが手がける既製スクラブブランド「ID UNITED ARROWS」の導入事例をご紹介します。
FUKUOKA BIRTH CLINIC|優しい色味が病棟全体の雰囲気を変えた

産科に特化した福岡市のFUKUOKA BIRTH CLINICでは、新しいスクラブ探しに1年以上をかけたといいます。色やデザイン、パンツの形にこだわり、何度もカタログやサンプルを取り寄せる中で出会ったのが、ID UNITED ARROWSのウィメンズストレッチスクラブでした。

パンツのシルエットが美しくスタイルよく見えること、そして優しい色味が病棟全体の雰囲気をやわらかくしたことを評価いただいています。新生児を抱っこしても生地が固くないため、赤ちゃんにとっても心地よいというお声は、産科ならではの視点でした。
<FUKUOKA BIRTH CLINICの導入事例を詳しくみる>
昭和大学病院 消化器・一般外科|チームの「勝負服」となったスクラブ

チーム医療を大切にする昭和大学病院 消化器・一般外科では、「みんなで着られるユニフォームがあれば、さらに心をひとつにできるのではないか」という想いから、複数メーカーのスクラブを取り寄せて検討。試着した際の着心地の評判が決め手となり、SOLOTEX®スクラブを導入いただきました。

袖にチームロゴの刺繍を入れたスクラブは、先生方にとって存在意義を示す「勝負服」なのだといいます。ほぼ100%のメンバーが満足しているというお声に、一着がチームにもたらす力を感じます。
<昭和大学病院 消化器・一般外科の導入事例を詳しくみる>
杏林大学医学部付属病院 循環器内科|刺繍が生んだチームの特別感

フットワークが鍵となるCCUチームを抱える杏林大学医学部付属病院 循環器内科では、動きやすさを重視してサンプルを取り寄せ、チーム全員で試着したうえでSOLOTEX®スクラブを選ばれました。

袖にはロゴマーク、胸元には一人ひとりの名前を刺繍。クリーニングから戻ってきても紛失しなくなったという実用面に加え、「チームメイトしか着られない」という特別感が愛着につながっているそうです。
<杏林大学医学部付属病院 循環器内科の導入事例を詳しくみる>
関内どうぶつクリニック|洗濯を重ねても型崩れしない一着

横浜市の関内どうぶつクリニックでは、病院の移転を機にユニフォームを刷新。まずは3Dアクションスクラブを一着だけ購入し、実際の診療で試したうえでチーム導入を決められました。

ユニフォームが汚れやすい動物病院において、洗濯を重ねても型崩れしない耐久性は大きな決め手だったといいます。他メーカーにはない色合いはスタッフの皆様のお気に入りとなり、飼い主様からも好評とのこと。変更に対してスタッフから不満が一切出なかったことに驚いた、というお声もいただきました。
<関内どうぶつクリニックの導入事例を詳しくみる>
「写真ではどれも同じに見える」難しいスクラブの選び方

事例をご覧いただいたところで、選び方のお話です。正直なところ、スクラブは写真だけを見比べても、どれも同じように見えてしまうもの。Vネックのトップスにパンツという基本形が共通しているからこそ、差がつくポイントは写真の外側にあります。
差が出るのは色のニュアンスと生地の「落ち感」
同じネイビーでも、生地によって深みや光沢はまったく異なります。また、着たときに生地がどう体に沿って落ちるか——いわゆる「落ち感」は、シルエットの美しさを大きく左右します。
こうした違いは、画面越しにはほとんど伝わりません。ご紹介した事例でも、多くの現場がサンプルを取り寄せ、実際に試着してから導入を決めています。気になる一着があれば、まず実物に触れてみることが、失敗しないいちばんの近道です。
「チームで並んだとき」の見え方で選ぶ
一人で着て素敵なスクラブと、チームで並んだときに美しいスクラブは、必ずしも同じではありません。
医療現場には、年代も体型も性別も異なるスタッフが働いています。誰が着ても違和感のないシルエットと、幅広いサイズ展開があるか。並んだときに色味が揃って見えるか。受付から診察室まで、現場全体を俯瞰した視点で選ぶことが、統一感のあるおしゃれさにつながります。
買い替えから逆算する洗濯耐性と「揃え続けられるか」
スクラブは毎日着て、毎日洗う消耗品です。どれほどデザインが良くても、数回の洗濯で型崩れや色落ちが起きてしまえば、長く愛用できるとは言えません。
さらに見落としがちなのが、買い替えや増員の際に、同じ色・同じ型を揃え続けられるかという視点です。スタッフの入れ替わりのたびに微妙に色の違う一着が混ざっていくと、せっかくの統一感が少しずつ崩れていきます。
耐久性と供給の継続。長く付き合う一着だからこそ、この2つは購入前に確かめておきたいポイントです。
スクラブの導入方法は「既製品の購入」と「オーダーメイド」の2つ

おしゃれなスクラブを導入する方法は、大きく分けて2つあります。既製品を購入する方法と、オーダーメイドでつくる方法です。それぞれの特徴を知ることで、自分たちに合った選択がしやすくなります。
既製品を購入する|個人・学生・少人数チームでも始めやすい
既製品のスクラブは、ECサイトやカタログからすぐに購入でき、1着から気軽に試せるのが最大の魅力です。
個人で購入する医師・看護師の方や、実習用に用意する学生の方、開業したばかりの少人数のクリニックまで、規模を問わず導入しやすい選択肢といえます。デザイン性の高いブランドスクラブを選べば、既製品でも十分に現場の印象を変えることができます。
オーダーメイドでつくる|施設のコンセプトから一着を設計する
一方のオーダーメイドは、施設の理念や空間、ブランドカラーから逆算して、世界にひとつの一着を設計する方法です。
色や素材、シルエット、機能まで一切の妥協なくこだわり抜けるため、既製品以上に、こだわりを詰め込んだユニフォームにできます。コストや時間はかかりますが、ブランディングを重視する医療機関にとって、投資する価値のある選択肢だと私たちは考えています。
UNIX TOKYOと「ID UNITED ARROWS」ならどちらの選択肢にも応えられる
私たちUNIX TOKYOは、この2つの選択肢の両方をご用意しています。
既製品をお求めの方には、セレクトショップのUNITED ARROWSとともに手がけるメディカルウェアブランド「ID UNITED ARROWS」を。ECサイトから1着ずつ購入できるほか、ロゴやネームの刺繍にも対応したチーム購入、学生の方向けの学割もご用意しています。ご紹介した導入事例は、すべてこのブランドのスクラブです。
そして、施設のコンセプトからゼロからつくり込みたい方には、UNIX TOKYOのオーダーメイドを。まずは既製品からチームの一体感を育て、規模やフェーズに合わせてオーダーメイドへ——そんな段階的な進め方も可能です。
<UNIX TOKYOのクリニックユニフォーム制作事例を詳しくみる>
オーダーメイドで作るスクラブ導入の流れ

ここからは、オーダーメイドでスクラブをつくる場合の流れをご紹介します。はじめての依頼でもイメージが湧くよう、一般的な流れと私たちのフローを比べながらご覧ください。
一般的なオーダーメイドスクラブの制作の流れ
オーダーメイドユニフォームの制作は、一般的に「ヒアリング→デザイン提案→サンプル制作→量産→納品」という流れで進みます。
多くの場合、担当者がヒアリングした内容をもとにデザイナーが案を作成し、承認を得てから生産に入ります。ただし、工程ごとに担当者が分かれている会社も多く、最初に伝えた想いが最終的な仕上がりに反映されにくいケースもあるようです。
UNIX TOKYOの制作フロー|一般的な流れとの違い
私たちUNIX TOKYOでは、時間をかけてお客様と対話し、現場をより深く知ることが、良い一着づくりに不可欠だと考えています。企画からデザイン、製造、アフターフォローまでを一人の担当者が一貫して対応するこのアプローチこそが、私たちの強みです。
対話する
まずはお客様と対話を重ね、ご要望の背景にある想いを紐解いていきます。「なぜスクラブを変えたいのか」から一緒に考えることで、本当に解決すべき課題が見えてきます。
深く知る
実際に現場へ足を運び、働く人の動きと環境を捉えます。診療の流れやスタッフの所作を知ることで、デザインに必要な機能が明確になります。
組み立てる
生地・デザイン・パターンを組み立て、サンプルはもちろん、スケジュール・コスト・運用方法までを含めてご提案します。
より良くする
サンプルを現場で検証し、課題を解消してから生産へ。運用開始後も、追加生産のタイミングでアップデートを重ねていきます。
フルオーダーとセミオーダーの違い
オーダーメイドには、一から自由に設計する「フルオーダー」と、既存アイテムをベースにする「セミオーダー」があります。
| フルオーダー | セミオーダー | |
|---|---|---|
| 着数の目安 | 60着以上 | 60着以下 |
| 納期の目安 | 約6ヶ月 | 約4ヶ月 |
| 特徴 | オリジナル性が高い一方、納期は長め | 導入しやすい一方、オリジナリティはやや低め |
| 向いているケース | ブランドを重視し、差別化したい場合 | スピードやコストを重視する場合 |
どちらが合うかは、クリニックの規模や目的によって異なります。迷われた場合も、現状の課題からご一緒に整理いたしますので、お気軽にご相談ください。
まとめ|スクラブはコストではなくブランドへの投資
おしゃれなスクラブは、患者様に安心感を届け、スタッフの誇りとチームの一体感を育てる、医療現場のブランディングツールです。
ご紹介した事例が示しているのは、スクラブへのこだわりが単なる衣類の費用ではなく、医療機関の付加価値を高めるブランディングになり得るということ。写真だけでは分からない一着の違いが、現場の空気を確かに変えていきます。
あなたの現場のスクラブは、施設の想いを映せているでしょうか。1着の既製品からでも、ゼロからのオーダーメイドでも私たちUNIX TOKYOが、その一歩に寄り添います。まずはお気軽にご相談ください。



