オーダーメイドユニフォームを検討するとき、頭に浮かぶのはたいてい同じ疑問です。
「結局、いくらかかるのだろう?」
「どれくらい時間が必要?」
「何を準備すれば、失敗しないのか?」
既製品ではどうしても解決しきれない現場の課題があるほど、オーダーメイドは心強い選択肢になります。ただし自由度が高いぶん、価格や仕様の決まり方を知らずに進めてしまうと、遠回りしやすいのも事実です。
この記事では、オーダーメイドユニフォームの基本から、費用・期間の考え方、制作フロー、失敗を防ぐポイントまで、判断に必要な情報を一つずつ整理してお伝えします。
オーダーメイドユニフォームとは?できること/できないこと

オーダーメイドというと、「デザインを自由にできる」というイメージを持たれがちですが、私たちUNIX TOKYOが考える本質は少し違います。
オーダーメイドユニフォームは、働く環境や動作に合わせて“仕様そのもの”を設計できる手段です。動きやすさや着心地、温度調整、役割ごとの見え方、そしてブランドの世界観まで含めて、一着の中に落とし込めるのが最大の特徴です。
一方で、すべてのケースに向いているわけではありません。短納期で揃えたい場合や、ごく少量だけを作りたい場合、セミオーダーのユニフォームが現実的な選択になることもあります。
何を解決したいのか、どこまで作り込みたいのか。この整理ができているかどうかが、オーダーメイドを選ぶかどうかの分かれ道になります。
費用と期間の目安|金額・納期は何で決まる?
オーダーメイドユニフォームの価格は、完成した制服の出来栄えだけで決まるものではありません。どこまで新しく設計するのか、どの工程に時間と手間をかけるのか。その一つひとつの積み重ねが、最終的な費用や制作期間に反映されていきます。
価格が決まる5つの要素
- アイテム数:トップスのみか、ボトムスやアウターまで含むかで設計量が変わります。
- 生地・素材:機能素材や別注生地を使うほどコストは上がりますが、快適さや耐久性には大きな差が出ます。
- パターン:ゼロから設計するか、既存パターンを調整するかで初期費用が変わります。
- ロット:数量がまとまるほど、1着あたりの単価は抑えやすくなります。
- 付属・加工:刺繍、別注ボタン、特殊縫製なども価格に影響します。
フルオーダーとセミオーダーで差が出る理由
フルオーダーは設計の自由度が高い分、初期の企画・設計・試作の工程が多くなります。
一方、セミオーダーは、既存の設計を活かせるため、コストや期間をバランスよく抑えやすいのが特徴です。
納期の考え方
ユニフォームの一般的な納期の目安は、以下の通りです。
- セミオーダー:約4ヶ月
- フルオーダー:約6ヶ月
時間に余裕があるほど選択肢は広がり、細部までこだわった設計が可能になります。
予算の立て方テンプレ|初期費+量産単価+運用コスト
単価だけを見ると、オーダーメイドは高く感じられるかもしれません。ですが実際には、運用まで含めた総額で考えることが大切です。
- 初期費用:企画、デザイン、サンプル作成費用
- 量産単価:実際に着用するユニフォームの価格
- 追加発注:人員増減や経年劣化による追加発注
- 運用コスト:在庫管理、クリーニング、修繕費用
オーダーメイドユニフォームは作って終わりではありません。導入後の運用まで見据えることで、想定外の出費や使いにくさを防ぐことができます。
失敗しないためのチェックリスト

オーダーメイドユニフォームの失敗の多くは、大きな判断ミスというよりも、検討や確認が足りなかったことから生まれます。ここでは、実際によくある失敗例と、その回避ポイントをお伝えします。
動作の検証不足
デザインや写真の印象だけで判断してしまうと、実際の動きに合わないケースがあります。
→ サンプルを着用し、立つ・しゃがむ・腕を上げるなどの動作を確認することが大切です。
現場ヒアリング不足
管理側のイメージを優先しすぎると、現場で使いにくい仕様になりがちです。
→ 実際に着用するスタッフの声を反映することで、納得感のあるユニフォームになります。
生地の選定ミス
質感や見た目の良さだけで選ぶと、動きやすさ・暑さ・耐久性などの課題が出てくることがあります。
→ 使用環境や着用時間を踏まえた素材選びが、快適さと使いやすさにつながります。
追加発注を考えていない
導入時の人数だけを想定すると、増員やサイズ追加の際に対応が難しくなることがあります。
→ 長期運用を前提に、追加生産やサイズ管理のルールまで設計しておくと安心です。
仕様を盛り込みすぎてしまう
「あれもこれも」と詰め込みすぎてしまうと、管理が複雑になり、結果的に運用負担が増えてしまいます。
→本当に必要な仕様を見極め、管理できる範囲に整理することがポイントです。
業種別|オーダーメイドが効くケース
オーダーメイドユニフォームの価値は、どの業種でも同じように発揮されるわけではありません。業務内容や働く環境によって、見た目が重視される場合もあれば、動きやすさや耐久性が優先されることもあります。
ここでは、オーダーメイドの効果が特に表れやすい代表的な業種を紹介します。
ホテル・飲食業

接客の第一印象がサービス体験そのものにつながるため、空間やブランドの世界観と調和した装いが求められます。
→内装やコンセプトに合わせた色・素材・シルエットを設計することで、統一感のあるサービス演出が可能になります。
<ホテルの制服について詳しく知りたい方はこちら>
<飲食業の制服について詳しく知りたい方はこちら>
医療・介護

長時間の着用や頻繁な動作が多く、清潔感や安全性も欠かせません。
→動きやすさや着脱のしやすさ、洗濯耐性まで考慮した仕様にすることで、現場の負担軽減につながります。
<クリニックの制服について詳しく知りたい方はこちら>
工場・物流・現場作業

作業内容に応じた耐久性や機能性が、業務効率と安全性に直結します。
→摩耗しやすい箇所の補強や、作業に適したポケット配置など、用途に合わせた設計が活きてきます。
<作業服・ユニフォームについて詳しく知りたい方はこちら>
UNIX TOKYOのアフターフォロー
私たちUNIX TOKYOでは、納品後のアフターフォローも重要なサービスのひとつと考えています。ユニフォームは、実際に運用を始めてからこそ、新たな課題や気づきが生まれるもの。納品して終わりではなく、長く愛用していただくために、伴走する姿勢を大切にしています。
納品後には、以下のようなサポートを行っています。
- ・納品したユニフォームの着心地や機能性についてのヒアリング(現場着用後の確認)
- ・追加生産に向けたリマインドやタイミングのご案内
- ・追加生産時の仕様変更のご相談・対応
- ・ユニフォームのスタイリングチェック
- ・スタイリング資料の制作支援
- ・運用在庫管理やシステム運用のフォロー
- ・新卒入職者に向けた追加生産のアナウンスやスケジュールサポート
制作時だけでなく、運用フェーズまで見据えた継続的な支援によって、現場にとって本当に使いやすいユニフォーム環境を整えていきます。
まとめ
オーダーメイドユニフォームは、特別なデザインでつくることが目的ではありません。現場の課題を整理し、必要な仕様を見極め、正しい順番で進めることで、初めて使い続けられるユニフォームになります。
私たちUNIX TOKYOでは、最初から完成形を決めるのではなく、現場の声や仕様、実際の着心地を確認しながら、少しずつ精度を高めていくフローを大切にしています。だからこそ、まだ何も決まっていない段階や、課題が言語化できていない段階でのご相談も歓迎しています。
ユニフォームは、毎日身につけるものだからこそ、働く人の気持ちや行動に静かに影響を与えます。その積み重ねが、サービスの質や企業の印象を形づくっていく。私たちは、そんなユニフォームづくりを、現場と並走しながら支えていきたいと考えています。



