デザイン画を作る

どのような制服を求めているのか明確にするためには、デザイン画を作って送る方法があります。ソフトを使えば、より具体的なデザインを相手に伝えることが可能です。ただし、専用のソフトがなかったり、デザイン画の制作経験がなかったりすると、ハードルが高く感じるかもしれません。

そのようなときは、ラフデザイン画を用意しておくと役立ちます。ラフに絵のうまさは必要なく、「何を作りたいか」を相手に伝えることができれば十分です。鉛筆やボールペンを使い、大体のデザインを紙に描いてください。また、色鉛筆を使えば、色のイメージがしやすくなります。

イメージに合う画像を送る

理想のデザインに最も近い制服の画像を見つけて送ると、相手とのイメージ共有が楽になります。画像の検索サイトで制服の事例画像をリサーチし、何点かピックアップしてみましょう。最もイメージに近いものを選んだうえで「襟の部分はこの色が良い」などの変更点を伝えれば、デザインのベースを作りやすくなります。

電話やメールで伝える

デザイン画を作ったり、ぴったりな画像を見つけたりするのが難しい場合は、電話やメールで伝えるのも1つの方法です。ただし「かっこいい感じ」「かわいい雰囲気」など、曖昧な伝え方だとイメージのズレが起きやすくなるため注意が必要です。

例えば、色はカラーチャートを利用して色番号を指定すると間違いが少なくなります。抽象的な言葉は使わず、相手がイメージしやすい具体的な名称や名詞を使うことも重要です。

赤

・基本のイメージ

熱い、アクティブ、情熱的、エネルギッシュなど

・心理的な作用

生きる力を想起させ、全体的にエネルギッシュな印象を与えやすいのが特徴です。また、身に付けた人の魅力を上げる効果が期待できるため、好印象を与えたいときにも役立ちます。

緑

・基本のイメージ

安らぎ、癒し、爽やかなど

・心理的な作用

森林をイメージさせる緑は、見ているだけで癒しを感じられる色です。ゆったり落ち着いてほしい場合に取り入れるのに最適だと考えられます。淡めの緑色なら上品な印象を、明るい緑色なら若々しくフレッシュな印象を与えられます。

黄

・基本のイメージ

アクティブな、目立つ、明るいなど

・心理的な作用

穀物の実りや太陽などをイメージさせるため、エネルギーがあり、明るい雰囲気を演出できる色です。また、幸せや希望など、前向きな印象を与えられるのも特徴です。

青

・基本のイメージ

爽やか、澄んだ、涼しい、静かなど

・心理的な作用

空や水に近い色であることから、涼やかな印象を与えます。また、体温や神経の高ぶりを抑える作用があるともいわれています。食欲を下げる可能性がある色としても知られているので、青を使う場合はワンポイントのみにするなど使い方に工夫が必要です。

黒

・基本のイメージ

高級な、シック、クール

・心理的な作用

モダンで都会的な雰囲気があり、クールなおしゃれ感を引き出せる色です。高級なイメージもあるため、シックで落ち着いた空間の制服の色として役立ちます。