外国人観光客の増加が理由

和風ユニフォームが人気を集める理由の1つとして挙げられるのが、外国人観光客の増加です。外国人観光客を呼び込むため、飲食店のみならず宿泊施設やお土産ショップなど、観光客が集まるスポットでは和風仕様の店舗が増えています。

提供する商品やサービスに合ったお店の雰囲気は、観光客の消費欲を刺激する大切な要素です。お店のインテリアや外観はもちろんのこと、スタッフが着用するユニフォームにも統一性が求められます。外国人観光客を見込んだ和風仕様の店舗が増えれば、和風デザインのユニフォームの需要が高まるのは自然な流れといえるでしょう。

和食ブームも和風ユニフォームの需要を後押し

近年は、ヘルシーな和食がヨーロッパやアメリカを始めとした諸外国で注目を集めています。日本を訪れた外国人観光客は和食を目当てにしている人も多く、国内の和食市場も拡大傾向を見せています。こうした和食ブームも、和風ユニフォームの需要を後押しする要因になったといわれています。

和風ユニフォームの製造を強化するメーカーも増える

和風ユニフォームの需要の高まりとともに、メーカーでは和を全面に出したユニフォーム製造を強化する動きが見られるようになりました。動きやすく、和の空間にもフィットする作務衣は人気の和風ユニフォームです。また、見た目は本格的な着物ながらも5分ほどで着用可能な着物風ユニフォームも、新たなタイプの給仕服として人気を集めています。今後も、より和の雰囲気を演出できるユニフォームの開発が進んでいくと考えられています。

アースカラーでまとめたナチュラルテイスト

モダンなおしゃれ感を演出したい場合は、アースカラーでまとめる方法があります。例えば、ワインレッドのシャツに濃紺の腰下前掛け、チャコールのバンダナを組み合わせれば、メリハリがありながらも落ち着いた雰囲気になります。アクセントをつけたいときは、アースカラー系のバイカラーエプロンを組み合わせると、さりげない個性が光るコーディネートの完成です。

伝統的な和柄で粋な雰囲気に

和テイストを全面に出す場合には、伝統的な柄をあしらった小物を使うコーディネートが人気を集めています。例えば、2色の正方形を交互に配置した市松模様、菱形の格子に十字を入れた業平格子（なりひらこうし、なりひらごうし）など、和柄の種類は多種多様なので、好みに合わせて選べます。和柄の入ったバンダナや前掛けは、定番の作務衣と合わせる他、カッターシャツと合わせてモダンに仕上げるのも素敵です。

伝統色をあしらったシンプルな組み合わせ

幅広いシーンに合わせられるコーディネートなら、小物に伝統色を活用してみてください。えんじ色や黄金色など、和の趣を感じられるバンダナや前掛けを使うことで、落ち着いた雰囲気を演出できます。伝統的な絣模様の和風ショップコートを合わせれば、機能性も兼ね備えたコーディネートの完成です。